◆岩井秀一郎さん新刊『軍務局長・武藤章』に注目します。
★ポイント
・武藤が務めた軍務局長は昭和10年代、
軍内外に強い政治力を発揮し、時の政権をも左右するほどの権勢を誇った。
・昭和史の折々に登場する武藤、その生涯を追うことで、昭和史と昭和陸軍を読み解く。
・武藤家等への取材で得られた、貴重な証言および写真も掲載。
・武藤章は昭和陸軍のなかでも強い存在感を放っている。
・2・26事件後に成立した広田弘毅内閣では組閣に介入、
盧溝橋事件後は日中戦争を推進し、
近衛文麿の新体制運動に参画したが、日米間に暗雲が漂うと避戦に尽力。
・開戦後は師団長、方面軍参謀長として戦闘に従事した。
・戦後は東京裁判においてA級戦犯とされ、巣鴨拘置所で処刑された。
★コメント
現代ではなかなかわかりずらい、
激動の昭和史を武藤章を通して学びたい。