◆北野幸伯氏『最高レベルの戦略家。徳川家康』を読み解く
★正式タイトル
→平和な時代を創った「最高レベルの戦略家」徳川家康。
★雑誌ルネサンス14、「救国の英雄たち」より
(国難を救った7人の素顔)
北野さんコラム記事より。
★要旨
・戦略家ルトワックは、
著者『日本4.0』の中で、家康について
「最高レベルの戦略家」と絶賛している。
・徳川家康が、
織田信長との同盟(清州同盟)を決断したことは、
「最良の選択」だったといえる。
・というのも、
信長は、家康との同盟締結後、
日本最大の戦国大名に成長していったからだ。
・信長は、室町幕府将軍の足利義昭と結び、勢力を拡大。
その後、義昭を追放して、新政権構築を開始した。
・今川家の人質だった家康は、
1562年から1582年まで続いた清州同盟で、
有力な戦国大名になった。
・どの人、どの国を同盟者、同盟国に選ぶかで、
命運が決まる。
・私たちも家康を見習って、
なるべく穏便でいることが大切なり。
・家康の歩みは、ゆっくりだが、
着実に勢力を増していった。
・家康とその子孫が創った「江戸幕府」というシステムで、
250年以上平和な時代が続いた。
・ルトワックが称賛する、
徳川幕府のシステムのポイントは、以下のとおり。
1、大名を温存しつつ、
彼らを完璧にコントロールできる仕組みをつくった。
親藩、譜代大名、外様を巧みに配置した。
2、街道、関所の整備と管理。
3、参勤交代。
・家康は、豊臣秀吉への臣従と忠誠によって、
「五大老筆頭」の地位を得た。
・家康は、
耐えて、待って、勝機を逃さなかった。
★コメント
家康の戦略と考え方は、今の時代にも十分通じる。
海外から学ぶことも大切だが、
自分たちの足元である日本史から
国際政治を学ぶことも十分可能だ。
そのことを北野さんの論文から知ることができる。
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