◆土屋哲雄『ワークマン式。しない経営』を読み解く
★要旨
・『ワークマン式「しない経営」』では、
1、社員のストレスになることはしない。
2、ワークマンらしくないことはしない。
3、価値を生まない無駄なことはしない、
ことで4000億円の空白市場を切り拓いた。
・経営者のマイクロマネジメントのための
報告業務で社員が残業するのは悲劇であり、喜劇である。
・任せたら決して口をはさまない。
・任せたのに細かく管理するのはマイクロマネジメントで、
米国系企業では毛嫌いされている。
日本の一部の経営者にはこれが本業化している。
・なにごとも新しいことは一気にやるのではなく、
少しずつやるのです。
全社でやるのが難しければ、
自分の部や課でこれだけはできるなど
細分化してちょっとずつやってみるのです。
・残業をなくすにはまず、
経営者が自分は凡人だと宣言し、
現場にどんどん権限移譲していく。
・ワークマンでは、ストレスは一切かけませんから、
社員の仕事の質は上がり仕事も早くできる。
自分の意欲で走るから。
・誰もやらされ仕事ではやる気が出ませんが、
自分の頭で考え自分で成功も失敗も体感できると
やる気になる。
・我々はこの世から残業を撲滅したい。
晩ごはんをお子さんととらないと、
子どもたちが加盟店を引き継いでくれないから。
・親が仕事に忙殺され、
日々ヘトヘトで帰ってきたら、
誰も加盟店を継ごうなんて思いません。
・多くの会社が間違っていることで一番やりがちなのが、ノルマを課すこと。
・ワークマンで大きな成果が出たのが、
社員にノルマを課さないことでした。
社員にストレスをかけないほうがいい。
多くの経営者は逆をやります。
ノルマを課し、ストレスをかける。
★コメント
逆張りの経営方式により、
学ぶところは多い。