◆渡部恒雄『デジタル国家ウクライナはロシアに勝利するか』を読む
★要旨
★フェドロフ・デジタル化大臣、発言録。
(ウクライナ副首相)
・戦時下でもデジタル政府化は加速する。
・我々のグローバルな目標は、
2024年までに達成すべき4つの戦略目標に分けられる。
1、サービスの100%オンライン化。
2、交通インフラと集落の95%を
ブロードバンドでカバーする。
3、ウクライナ人600万人が、
デジタルスキル開発のプログラムに登録する。
4、GDPに占めるITの割合を10%に引き上げる。
・我々はつねに臨戦態勢だ。
戦争が始まって以来、軍事支援、
周辺国へ書類なしで家を出た人のためのeドキュメント、
政府への現金支援申請、
敵の動きをウクライナに知らせるチャットボットであるボログ、
周辺国の避難した国民向けインターネットテレビ、ラジオも始めた。
・戦時下にある今、すべてのウクライナ人にとって
政府サービスへのアクセスがいかに必要であるかを
目のあたりにしている。
・暗号通貨の寄付を通じて、
購入されたすべてのヘルメットとベストは、
現在、ウクライナの兵士たちの命を救っている。
・暗号通貨はその使いやすさから、
本当の意味で命を救ってくれることが証明された。
・私のビジネス経験は、
デジタル変革省で体系的なプロセスを構築し、
2年間で多くのデジタル改革を実行するのに
役立った。
・デジタル国家は、テクノロジーだけでなく、
システム管理も重要だ。
・今、我々はロシアと世界初のサイバー戦争を戦っている。
本格的な侵略が始まる前から、
ロシアは我々の国家資源、ウェブサイト、銀行システム、
メディアを常に攻撃していた。
ロシアによるサイバー攻撃を撃退し、
サイバーセキュリティを強化した。
★コメント
デジタル国家の進化は止まらない。
いまこそウクライナから学ぶところは多い。