◆橘蓮二『落語の凄さ』を読み解く
★要旨
・落語を見るのに、センスはいらない。
・落語を楽しめるコツは、
なんにも考えずに、行けばいい。
落語がおもしろくないと思ったら、
お客さんがいけないんじゃなくて、演者がいけない。
・演者がきちんと想像しているか、
どうかは、見ればわかる。
・落語は、脳をゆっくりほぐしている。
・余計な知識を入れないほうが、
落語は楽しめる。
・落語って、
「世の中いろんなことがあるけれど、
幸せそうなことだけ見つけて生きている人たちの物語」
じゃないかな。
・春風亭昇太は、大学に入ったときに、
入りたかったサークルにたまたま人がいなくて、
となりの部室が落研で、
「遊んでったら?」
といわれた。
・そのうちビールとかご馳走になって、
断りづらくなった。
・しかも落研だから
先輩たちがずっと冗談をいっているから、
「もういいや、ここで」
とおもって入った。
・ある師匠が、
「数年に1回、すべての空間を掌握できたような、
手の上に乗ったような気がするときがある」
と言っていた。
あれを経験したら、
たぶん落語家をやめられない。
自分が神様になる感覚。
・落語がもっている独特の世界観。
登場人物を全部俯瞰して見ているということ。
・パントマイムの練習は、
落語に一番役立っている。
・劇場には、落語の神様がいる。
★コメント
ますます、生の落語を聞きたくなってきた。