◆齋藤孝『凡人が一流になるルール』を読む
★要旨
●アンドリュー・カーネギー(鉄鋼王)
・暗唱で記憶力を鍛える。
・カーネギーの叔父は、
かれらに英雄詩を朗吟させ、
おこづかいを与えた。
このおかげで、
カーネギーの記憶力を強化させた。
・暗記力は、学力とあまり関係ない。
暗記は技術であり、
練習すれば板が板が磨かれ、
記憶力も向上する。
・代理のチャンスを活かす。
・カーネギーは、雇い主の代筆という、
代理仕事を糸口にして、
自分の仕事をステップアップさせた。
・カーネギーは、電信局に
電報配達夫として採用された。
電報を配達するために、
たくさんの商社の住所を覚える努力をした。
・彼は、通りの片側の看板や標札を
手帳に書きつけ、
そして反対側も書き留めた。
・そして夜になり、
たくさんの商社を順繰りに
正しく口に出して読み上げ、
暗誦するのであった。
・「代理力」「代理チャンス」を
つかめるかどうかは、
普段からの準備に大きく左右される。
・私淑のメリットは、師匠に束縛されず、
自由でいられること。
・喜んでタダ働きをする。
・時空を超えて、偉人に私淑する。
ひそかに師として、
尊敬して学ぶことを「私淑」という。
・どんな案件も、1分以内に決断を下す。
即答力を磨く。
●発明王、エジソンのルール
・先行研究のチェックを徹底的に行ったうえで、
先人の知識にアレンジを加えて
新しい価値を生み出していく。
・常識を打ち破るために、常識を知る。
・エジソンは毎朝、
最新の技術雑誌や新聞に目を通してから
仕事に取りかかっていた。
・大量の技術情報を再利用していた。
知識の借り上手だった。
・複数のテーマを同時並行させて
アイデアの相乗効果を狙った。
・「1つの構想を練っている最中に、
ほかの構想に役立つアイデアが
偶然生まれることも多い」
(エジソン)
・形になるまで作業の手を止めない。
仕事はホットなうちに片付ける。
・思いつきは、その場でメモに残す。
注目は、自分の頭で思いついたことだけを
記録していたという点である。
★コメント
偉人のやり方を真似て、奇跡を起こしたい。