◆中村隆文『物語・スコットランドの歴史』を読み解く



副題→イギリスのなかにある「誇り高き国」。



★要旨



・そもそも、スコットランドとは「ネイション」であり、

それはイギリスという国のなかにある「別の国」といってよい。



・西洋史においてスコットランドは、

「イギリスの辺境」だけで済ますことができないほどの影響力をもち、

それは近代思想などの学術や、

産業の発展にも大きく貢献した。



・ジャパニーズウイスキーの生みの親である竹鶴正孝が、

その作り方を学びにスコットランドに留学した話など、

我々の身近にある文化とスコットランドとのかかわりについては、

枚挙にいとまがない。



・スコットランド本土の地理は

大きく「ハイランド」と「ローランド」とに分けられる。



・ハイランドは独自のケルト文化や自治が、

18世紀半ばまで残っていたといわれるエリアである。



・スコットランドでは、

近代以前は主食である大麦やオーツ麦を使って、

お菓子やお酒をつくっていたそうだ。



・オーツ麦の食文化はかつてはイングランド人から、

「スコットランドでは人間が食べるが、イングランドでは家畜の飼料」

と揶揄されがちであった。



・しかし、その豊富なたんぱく質、

ミネラルと悪玉コレストロール値を低下させるという効果から、

現代ではオーツ麦を進んで食べる人が増えている。

いわゆるオーツミール。



・ハイランドゲームズの面白いところは、

アスリート的なものだけでなく、

ハイランドダンスやバグパイプの演奏のコンペもあり、

ハイランド文化の多様性を感じることができる。



・スコットランド王であったジェイムズ6世が、

かの有名なイングランド女王エリザベス一世の後釜に座ったということは、

歴史的に見ても大事件であった。



★コメント

スコットランドは、奥深い。

もうすこし色々と調べてみたい。


 

 

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