◆木村尚敬『修羅場のケーススタディ』を読み解く
副題→令和を生き抜く中間管理職のための30問。
★要旨
・修羅場を乗り切れるか否かは、
リーダーシップをいかに発揮するかにかかっている。
・リーダーシップを発揮するには2つのことが大事。
一つは、ポジションを取る。
何事においても、「自分はこう思う」という意思表示を明確に行う。
・2つ目は、決めたことをやり切る。
決めたことに反対する人がいても、
泥臭いヒューマンスキルを駆使しつつ、それをやり切る。
・修羅場を乗り切る力を鍛えるのに最適なメソッドが、「ケーススタディ」なり。
・ケーススタディにより、当事者になりきり、
自分なりの仮説を立てながら思考実験を行うことができる。
・大きなトラブルが起きた時、
まずやるべきは、リーダーとしてチームの失敗を認めること。
そのうえで、問題解決に向けて建設的な議論を促すことが責任者の務めなり。
犯人探しはしない。
・むしろ、
「自分のことはいくら責めてもいいから、
今はチームとしてこの危機を切り抜けるために協力してくれ」
と自ら泥をかぶっても、事態の収拾に向けて、
チームをまとめることが求められる。
・前任の無茶で、現場が疲弊しているときは、部下を巻き込む。
事業方針策定ミーティングと称して、
部下を集めて、自由に意見をいわせる。
・結果が出るまで、我慢せよ。
新しいやり方を出した場合、我慢できるかがポイント。
内心は「本当にうまくいくのか」とビクビクしていても、
それをおくびにも出さず、部下に「大丈夫だ」と言い切れるか。
決して途中で妥協してはいけない。
・「ポジションを取る」習慣をつける。
自分はこう思う、と意思表示を明確にせよ。
・修羅場において、上の人をうまく操ったり、
社内で使える人間を見極めて動いてもらったりと、
ある種の裏ワザを駆使しながら物事を進めるしたたかさも必要だ。
★コメント
やはり修羅場を潜り抜けた人々は、威厳とオーラが出てくるものだ。
学びたい。
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