◆佐藤優『外務省に告ぐ』を解説します。
★要旨
・外交官を志望する学生は、
要領よく受験勉強するとともに、
外国語力、とくに英語力を磨いてほしい。
・同時に歴史書、哲学書、数学書、小説などをひもとき、
公務員試験に直接関係のない、幅広い教養を身につけることも重要なり。
・帝国主義化する社会の中で、
日本国家と日本人が生き残るために、
静かな愛国心と、高い教養、
そして他人の気持ちになって、
考える優しさを備えた若者が、
縦横無尽の活躍をすることを願う。
・ドイツやロシアに、
「魚は頭から腐る」という、ことわざがある。
国家が崩壊するときに、
まずエリート層が腐敗するということだ。
・外交の世界において、
純粋な人道支援など存在しない。
・どの国も「人道」という名目で、自国の権益を拡大している。
・情報は、人についていく。
・ロシアに関しては、
イスラエルが重要情報をもっている。
1980年代末から100万人以上のユダヤ人が、
ソ連からイスラエルに移住した。
・思わぬ国が、意外な情報をもっている。
たとえば、オーストラリアやニュージーランドは、
北朝鮮に関する優れた情報をもっていた。
・豪州、NZの両国は、もともと英国の植民地で、
今もコモンウェルス(英連邦)に属する。
・東京に勤務する英連邦諸国のインテリジェンス・オフィサーは、
定期的に会合し、情報収集についても分業している。
・永田町用語で、
「忙しくてお会いできない」
というのは、
「あんたのプライオリティ(優先度)は低い」
ということだ。
★コメント
霞が関や永田町の流儀について、
いろいろ調べていきたい。
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