◆ホイチョイ『電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり』を読み解く
※要旨
・プランニングや調査より、
「気くばり」がおすすめだ。
・ことあるごとに、
一緒に仕事をした電通の営業の人たちに、
「何か上から教わった営業のノウハウってない?」
と訊いて、メモるようになった。
それをまとめたのが本書だ。
・土壇場で人を動かすのは「情」である。
・ビール瓶は、
ラベルが得意先に見えるように置く。
・料理店で得意先を接待する際は、
相手より先に箸を割らない、食べない、飲まない、
上着を脱がない。
全部得意先がやってから。
得意先のビアグラスが30秒以上空のまま存在したら死刑。
・いただいた名刺は、
しまう前に一文字残らず読む。
・常に爪を手入れしておく。
ついでに言うと、
得意先は服や靴の高級さではなく、
手入れの状態でキミの自己管理能力を判断する。
安物でいいから、ズボンのプレスと靴磨きは忘れずに。
・葬儀は必ず最後まで参列する。
・そもそも葬式は、
相手のプライベートに食い込み、
個人情報を得る最大の好機。
得意先の近親者の葬儀には真っ先に駆けつけ、
受付から駐車場の整理係まで雑用を残らず引き受け、
新盆には必ず花をお供えに行くべきだ。
・宴会やゴルフには、写真係を置く。
・見送りはタクシーが角を曲がるまでおじぎをつづける。
・どうでもいい小さい仕事ほど、
すぐに片づける。
・安物の同じボールペンを
必ず2本持ち歩く。
そして、相手がペンを持っていなかったら、あげる。
・プライドは高く、腰は低く。
※コメント
圧倒的な人の動かし方を学んだ。
つくづく人は理屈では動かない、と感じる。
そういうとき本書の手法は、効果的だ。