◆オグ・マンディーノ『地上最強の商人』を読み解く


監修→稲盛和夫。



★要旨


・おそらくあなたは成功したいと心の底から思っていることでしょう。

けれども成功への熱い願望だけでは不十分なのです



・私は人々の願望には二種類あるという事実に気が付いておりました。

ひとつは胡散臭い偽善的な願望です



・この偽物の願望は妻や上司そして自分自身に対して

「自分は本当に成功を望んでいるんだ」といつも言い続けている人によく見られるタイプです。



・こういう人は世に出版されているあらゆる自立のための本を読み漁り成功物語を読むことによって元気を得るのですが、

それはポルノ小説を読んで元気を得るのと大差ありません。



・残念ながらいずれにせよこういった本を読む人は決して実際に行動を起こそうとはしないのです。

彼らは他人の人生や行動をあたかも自分の人生や偉業であるかのように想像しながら生きているのです。



・このような種類の人々にとって明日という日はきっと素晴らしい日なのです。

けれどもその明日がやってくることは決してありません。



・習慣はとても大切で、習慣が人生をつくっていく。



・奇跡や偶然を最初からの望むのは邪道。

あらゆる事について言えることであるが、それを成功させる方法は、

日々の積み重ね、一歩一歩の積み重ねが唯一かつ王道なのである。



・その過程を進んでいるからこそ奇跡だと思えることや偶然の出来事が顔をのぞかせる。



・すべてに優先して守るべき最初の法は、次のようになる。

「私は良い習慣をつくり、自ら、その奴隷となる」と



・私たちは良くも悪くも習慣の奴隷です。

それは大人になればなるほど顕著です。



・職人技は、気の遠くなるような時間、

同じことを繰り返し続けてきた結果得られたスキルでしょうし、

十代の私が大学受験に失敗したのは、

勉強を習慣にできなかったからです。



・良い結果も悪い結果も突発的に起こるわけではない。

すべては日頃の積み重ねであり、それらの結果でもある。



★コメント

繰り返し読みたい本である。

反復練習こそ、人生の秘訣なり。