◆齋藤孝『天才になる瞬間』を読み解く



★要旨



・モーツァルトの頭の中には、彼以前の音楽家の作品が膨大な情報として蓄積されていた


・「悪魔のように細心に。天使のように大胆に。」(黒澤明のモットー)



・黒澤映画の大きな特徴のひとつが、緻密なディテール描写


・「若いときノートを片方において本を読んだ。そこで感じたもの、感動したことを書き留めていく。

シナリオで詰まると、その大学ノートを読み、突破口を開き、ヒントを得た。」(黒澤明)



・メモ魔といわれていた天才は少なくない


・発明王エジソンも膨大なメモを残した


・古典的ではあるが、クリエイティブな仕事にメモは欠かせない武器


・黒澤明は美術、文学、演劇、音楽といった芸術を貪欲に吸収し、26歳で映画撮影所に入った


・黒澤は下積み助監督時代、膨大なシナリオを書いていた



・映画の質はシナリオに左右される、名作はシナリオが良い


・手塚治虫は超人的な仕事量をこなしていた


・多いときで10本を超える連載を掛け持ちして常に締め切りに追い詰められていた


・手塚治虫は24歳で医師の国家試験に合格、33歳で博士号をとった


・試験勉強も博士論文の研究もマンガの仕事と並行してやった


・手塚治虫は1年間に365本の映画を見ることにしていたという



・ビル・ゲイツは8歳のときに分厚い百科事典に興味を持つ

→5年間でむさぼり読み、全巻を読破した


・エジソンが時間を費やしたのは、特許裁判で戦うことであった

→発明をビジネスに変える重要性



★コメント

工夫次第で、誰でも天才になれる。