◆佐藤優『知的再武装・60のヒント』を解説します。



★要旨



・文語文が読めるようになれば、情報空間が広がる。



・古い言い回しというものを、教養として知っておくとよい。

文語文を読むと文章力がつく。



・大学の社会人講座をとると、その大学の図書館にタダで入れる。



・1週間や10日間、とにかく非常に緊張した状態で、

自分の記憶力しか頼りにならないような時間を持つと、

潜在能力が研ぎ澄まされる。



・大量のものを強制的に覚えこむと、記憶力が上がる。



・私が同志社の学生にやらせているのが、

500字ぐらいのこと、たとえば、

「使徒信条」などを覚えさせて、復元させる。

2000字~3000字くらいのものを丸暗記させて、

全部暗唱させてから書かせる。

覚えるのは相当に大変だが、非常に記憶力がつく。



・誰かに話すことを前提に本を読んだり勉強する。

アウトプットを前提にする。



・危機に直面したときに筋を通すこと。

そこで人に何かを被せて生き残ろうとする人間は、結局信頼を失う。



・いろいろな話を聞き出したいときは、

相手をいい気持ちにさせる。

琴線と逆鱗は、だいたい隣にあるから気をつける。



・語学学習には、終点がないから、どこでやめるか終わりを決めておく。



・高倉健主演の映画『三代目襲名』は面白い。

敗戦後の闇市の様子などが、リアルに再現されていて勉強になる。



★コメント

学びとは何か。改めてどういうものか強く意識した。