◆木村俊介『調べる論。しつこさで壁を破った人』を解説します。
★要旨
・問いも答えもない中で、
自分の決断で答えるというのは「調べる」本質にも通じる。
・直に繋がった人のためにできることこそが、
社会に還元できることなり。
・ライターにとって、書き過ぎた、事実誤認があったと、
クレームが出てくるときというのは、取材における重要な局面なり。
謝りに行くことでコンタクトが取れるし、
それがきっかけで徐々に食い込める。
・小説のテクニックを完全に駆使できる作家のみが、
ノンフィクションを芸術の域まで高めることができるのだ。
・インタビューのコツは、
準備、取材、執筆にとにかく時間をかけることなり。
・取材の本当の面白さは、一対一の、人間と人間で行うキャッチボールである。
そのやり取りがなければ凄味や人間性なんてわからない。
・取材は、やはりマンツーマンが良い。
・プロ野球は、もちろん勝負の世界だけど、
純然たる興行の要素は、切り離せない。
プロ野球は、客商売であることを意識せよ。
★コメント
調べること、取材することは、人生に通じると確信した。