◆平尾丈『起業家の思考法』を読み解く
→副題。「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法。
★要旨
・現代は変化が激しく不確実性が高い「正解がない時代」と言われます。
過去に結果が出たやり方や、他人の成功パターンはすぐに陳腐化し、
通用しなくなる。
・正解がない時代に圧倒的成果を上げているのが「起業家」です。
自ら課題を発見し、独自の解決策でビジネスを成功させる起業家に対する注目度は、
ここ数年で急激に高まっています。
・「起業家の思考法」を身につければ、誰でも自分の頭で考え、
圧倒的な成果が出せるようになる。
それが本書でお伝えしたいことです。
これは、私の実体験に基づく、確信です。
・新卒でリクルートに入社し、
23歳のときに「じげん」の前身となる企業を設立しました。
その後、25歳で社長となり、30歳で東証マザーズ、35歳で東証一部への上場を実現。
創業から12期連続で増収増益も成し遂げることができました。
・学生として2社を起業。
数え切れないほどの失敗や挫折、悔しい経験もしましたが、
それでも起業家であることをやめませんでした。
・ 「すごい起業家」に共通する点は何か。
どうすれば圧倒的成果を生み出せるのか。
いままで出会ってきた起業家と私自身の経験をふまえ、考え続けてきました。
・20年以上にわたって蓄積してきた思考を整理し、
はじめて明らかにしたのが、本書です。
・個性は、個人の経験や遺伝、
環境によってそれぞれ変わる複雑系です。
・「個性」「問題の発見」「それを解く方法」をすべて掛け算にすることができれば、
唯一の正解が生まれる確率はほとんどなく、
さまざまな方法で答えにたどり着けるはずです。
・ビジネスにおいて、絶対に成果が出る正解は、
もはや幻想です。
・これからは「誰もが思いつく実現可能な選択肢」を選んでいるだけでは、
人が無価値になる時代がやって来ます。
★コメント
会社員でも、起業家の発想を使うことができる。
学びたい。