◆石原慎太郎『日本よ、完全自立を』を読み解く
※要旨
・角さんと飲んだビール。
・僕は田中角栄の金権政治に対し、
一番初めに弓を引いた人間だった。
・角栄が現代日本を作った。
・現代の日本を誰が作ったのかといえば、
間違いなく田中角栄だ。
・彼は郵政大臣時代、34のテレビ局を認可した。
さらに高速道路を整備し、新幹線の鉄道網を延長させ、
各県の空港整備を促進した。
・田中角栄を否定することは、
私たちがいま生きている現実を否定することになる。
・角さんの本の執筆を決めた僕は、
早速、角栄に関する本を探して読み始めた。
驚くほど沢山の本があった。
・それらを読めば読むほど、
角さんほど先見性に富んだ政治家は
存在しなかったと痛感させられた。
・角さんの業績を見ると、
道路法や地方鉄道軌道整備法など、
実に33本の議員立法を成立させている。
・アジア独立戦争は第三次世界大戦だった。
・エジプトのナセルと、
インドネシアのスカルノ大統領から直接聞かされたことがある。
→「我々はこうしてなんとか独立を果たせたが、
これは日本があの戦争をおこなったために、
我々も触発されて第三次世界大戦を行うことが出来たのだ」
と。
→私が怪訝に
「その第三次世界大戦とは何ですか」
と質したら、
即座に二人とも同じように、
→「それは我々のやった独立戦争だ」
と答えたものだった。
※コメント
石原さんの文章にはある種の格調の高さを感じる。
やはりこれが年季というものなのか。
学びたい。