◆岸川真『亀井静香。天下御免』を読み解く
★要旨
・小渕恵三さんが総理総裁になって、
1999年の人事で私は政調会長に指名された。
ずっと三塚派にいたらありえないポストだね。
・自分でなんとかやれば展望はひらけるんだね。
楽しくなければ次に行けばいい。
そういう人生観は誰にも当てはまると思うよ。
・若い人に覚えていてほしいのは、
何も腐ったまま朽ち果てることはない。
次に行け、ということ。
・支持基盤は、完全なる草の根。
・新人候補のころ、
戸別訪問は1年9か月のうちに10万軒くらい歩いたな。
・支持基盤は徹底的に草の根だった。
議会とも企業とも宗教とも関係がない。
カネもコネもない私が出る以上、そうならざるを得なかった。
・他のライバルは既存の後援会、政治理念で繋がっている。
そこからこぼれた声が俺の味方だった。
広島の府中や福山地域も、中小食品関係のオヤジさんや
下請けやっている人たち、
衣類製造の受注業者とかが参加してくれた。
・俺の場合は、党じゃない。
党は関係ない。
零細や草の根の血盟団みたいな感じになっているから、
その後も政治活動を自由にやれた。
・党が怖いわけでもないから党を出たって関係ない。
良い人に巡り合って、それがずっと続いている。
・町や村を歩いて回ったとき、
夜遅くお月さんを見ながら辛いなあ、
と思うことはあったけどな。
・本当に相手の迷惑も顧みず、
朝早くから夜10時、11時までも回ってたものね。
・私は意外に思われるんだけど元来、
気性として人と会うのが苦手なんです。
凄く人見知り。
絵を描いたり、本を読んだりするのが好きだったりする。
高校のころは、野間宏とかよんで、
ニヒリズムっぽく傾倒していたんだからね。
★コメント
破天荒な亀井さんの話はおもしろい。
どこまで本当かわからないが、
いろいろなやり方があることは学べる。
★岸川真
『亀井静香。天下御免』
↓