◆若林杏樹・画『こうすれば絶対よくなる! 日本経済』を読み解く


★要旨


・日米英3国とも
「中央銀行」を持ち、それぞれ円・ドル・ポンドという通貨を発行しています。
だから中央銀行を持つ政府は、任意に、
いつでもいくらでもカネをつくり出すこと(貨幣の創出)ができる能力と権限を持っているのです。
だから政府はつぶれません。


・日本国民がふだんからまじめに高い税金を、
いやいやながらでも支払っているのは、
国や政府や自治体というものは、
いざというとき自分たちを助けてくれる存在に違いない、と信頼しているから。


・役所や大企業勤めではなく年金暮らしでもない人、とくに飲食店、
旅館やホテル、旅行業やタクシー、興行やエンタテインメントなど、
お客さんに足を運んでもらってなんぼの商売は、自粛が長引いて人びとが家に引きこもり続ければ、つぶれてしまう。
これに対して補償を出すべきだというのは当たり前。


・提言1、プライマリーバランス規律の撤廃 

提言2、新型コロナ終息まで消費税0% 

提言3、企業に対する粗利補償 

提言4、未来を拓く危機管理投資 これをただちに実行せよ。


・この4つだけでいい。
 そうすれば、日本経済は絶対によくなる。
日本は必ず復活できる。


・じつは消費税増税こそがデフレの元凶です。 
デフレのとき消費税の税率を上げては絶対の絶対にダメなのです。


・いまの消費税率10%を、 
コロナ終息までという期間限定で0%にすべきです。 つまり、
すべてのモノの価格を現在の10%引き、
1割引きにします。 


・生活を補助し消費を喚起して国民経済を救うのが、 
消費税0%(消費税の一時凍結)です。


★コメント
画期的な提言である。
さまざまな視点から分析して、見極めたい。