◆福山隆『兵站。重要なのに軽んじられる宿命』を読み解く
★要旨
・私の「兵站」に関わるつたない話を紹介したい。
・私は一九七〇(昭和四五)年三月に防衛大学校を卒業し、
半年間、福岡県久留米市の幹部候補生学校で教育を受け、その後、
長崎県大村市にある第一六普通科連隊第四中隊の小隊長になった。
・私の小隊約二〇名は中隊主力とは別行動で、
広い演習場のなかを行動した。
そのとき、
小隊陸曹(小隊長の補佐役)の吉田鉄馬一曹が私にこう言った。
→「福山小隊長、今後あなたの自衛隊生活で最も大事なことを申し上げます。
それは、演習に出たときは、
部下にきちんと食事を与えるように努めることです。
これさえ守れば、隊員たちはどんなにつらくても福山小隊長を信頼し、ついてきます」と。
・私にとって、
この吉田一曹の言葉こそが「兵站の重要性」を
身近なこととして教えを受けた最初だった。
・日本の国花の桜を例に「兵站部隊」
についてわかりやすく比喩すればこうだ。
・「陸軍の歩兵・砲兵部隊、海軍の艦隊、空軍の戦闘機部隊などの『戦闘部隊』」を
「万朶の桜(多くの枝に咲きそろった桜)」
とするなら、
「兵站部隊」は「桜の根」に相当する。
見事な爛漫の桜を咲かせるためには大地に深く広がりを持つ「根」が不可欠なのだ。
・もしも、モグラなどから根を切断されれば、桜は花どころか木自体が枯れてしまう。
といっても、桜は根だけでは支えきれない。
「肥沃な大地」が必要だ。
・この「肥沃な大地」こそが、
マンパワー、財政、資源、工業力などを提供する「国民・国家・政府」なのである。
・兵站を理解するためには、
心臓・血管・血液・細胞を例にした譬えがわかりやすい。
・心臓は大量の血液を血管を使って送り出す仕事をしている。
兵站では、心臓に相当するのが策源地(または策源)である。
・策源地とは、前線の作戦部隊に対して、
補給、整備、回収、交通、衛生、建設などの兵站支援を行う後方基地(根拠地)のことである。
・策源地は、
通常、作戦部隊を送り出している国家のなか(本国・本土)にある。
★コメント
あらためて、
兵站の大切さを知った。
復習したい。
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