◆佐藤伝『祖父・多田等観が語った、チベット密教、命がホッとする生き方』を読み解く
★要旨
・祖父が亡くなって約半世紀。
着物姿に下駄ばきの飄々とした姿で、ふらりとわが家を訪ねてくる不思議な老人の姿が、
今でもありありと目に浮かびます。
祖父の名前は多田等観といいます。
・秋田県土崎港にある小さな寺に、6男2女の3男坊として生まれた等観は、
22歳のとき、たったひとりで1か月かけてヒマラヤの山々を越え、チベットに入国。
・ダライ・ラマ13世に謁見しました。
そして、そのまま10年間、
ダライ・ラマの元にとどまり、チベット仏教の修行をきわめました。
・片目を失明するほど勉学に励んだ結果、
現地の僧侶でも30年はかかるといわれるゲシェー(仏教哲学博士)の資格を10年で取得したのです。
・ 当時、小学校低学年だった私は、祖父と近所を散歩しながら、いろいろなことを教わったものです。
「おとうちゃんや、おかあちゃんには内緒だぞ」
・祖父が顔をいたずらっ子のようにくしゃくしゃにして、
そっと教えてくれる不思議な話に、私は夢中になりました。
・宇宙の話、人間のこと、
人生についてなど、等観から教わったさまざまな話がその後の私の生き方を決定づけてくれたのは、間違いありません。
・自分が大人になり、
さまざまな問題や困難につきあたるたびに、祖父から教えられた言葉が、
記憶の底からぽっかりと浮かび上がり、私を導いてくれました。
・「あのとき言われたあの話は、このことを言おうとしていたのか」
と心の底から合点がいき、腑に落ちることが何度もあったのです。
・死してなお、等観の言葉は私の中で生きつづけています。
・そして、それらの言葉が半世紀たった今でも、私の人生にも大きな影響を与えています。
★コメント
不思議な教えが、
身に染みる。
やはり、世界は広い。
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