◆安宅和人『シン・ニホン。この国はもう一度立ち上がれる』を読み解く


★要旨


・「安宅さん、このシン・ニホン、ちゃんと本にしたほうがいいです」


・ ある嵐の日、対談を終えた後、その相手だったS氏に、
しっかりと目を見て、真剣かつ真摯に言われた。


・「でも、シン・ニホンという言葉を2016年のTED×Tokyoで生み出してからもう3年、
何十回、もしかしたら100回近くさまざまなところで話をしてきました。
財務省の方によると、今でもホームページに上がったシン・ニホンの資料へのアクセスは群を抜いて多いそうです。
今さらだと思うが」


・ そう言うと、S氏は首を振った。
「それでも、まとめて紙で出すべきです。
このままでは、届くべき多くの人に届かないのです。間に合わなくなります」


・計算機、情報科学の進化、そしてビッグデータ時代の到来によって起きている変化はとてつもなく大きい。


・具体的には「情報の識別」「予測」「目的が明確な活動の実行過程」はことごとく自動化していく


・すべての産業がデータ×AI化する


・古い産業の1つに小売がある。
ある程度まとまった数の人がいれば物々交換が始まり、そして市場ができるのだから、その歴史は長い。


・中国、そして米国では近年、まったく新しいタイプの店舗が急速に生まれつつある。


・店舗に入る、そしてカバンにモノを入れてレジを通さず出てくる、すると取ったものの金額が正しく課金されるという店舗だ。


・このように最古の3つの産業がこれほど変わりつつあるのだ。変わらない産業があると思うほうが無理がある。今我々の身の回りに産業革命の恩恵を一切受けていないものはほとんど存在しない。単なるキカイへの置き換えではなく、この新しい技術の利活用によって、まったく新しい未来が生まれつつある。そしてここからの未来がいかにワイルドで興味深いものになるかは、我々の想いと仕掛ける力にかかっている。


★コメント
世の中は、確実に動いている。
追い付きたい。


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