◆松下幸之助『不況に克つ12の知恵』を読み解く


★要旨

・ 私はもう腹を決めてるんですよ。


・まず損しなかったらいい、
損していくと困るけれども、黒字と赤字のすれすれのとこまではじっと我慢しようと、
こういうように自分で腹を決めてるんですよ。


・雨が降れば必ず濡れるから、傘をさせばいいものの、傘をさしてもやっぱりとばっちりがかかる。
今は大暴風雨である。


・大暴風雨にちょっとも濡れんといくようなうまい方法はない。
だから多少は濡れていこうやないか。
こう、腹をくくらないとしかたがない。


・覚悟をし、用意をする


・不況というものは、これまでも五年に一度とか十年に一度とか、
大きくは半世紀に一ぺんというように、
その時々の社会情勢あるいは世界の情勢を背景にして、何度か起こってきています。


・なんと申しましても、
一つの転機と申しますか、そういうときにあたって、
いちばん何が大事かと申しますと、やはり志を崩さないことだと思います。


・平常の場合は、命を惜しみ、物を惜しみ、
金を惜しむということも大切だと思う。


・しかし非常の場合、一大難局に直面したというようなときは、
そういう心持ちでは、かえってそれらを失うことになることが多い。


・非常に際しては、貴重な物であり金であり命ではあるが、
これを失うこともやむをえない、むしろ進んで捨てるというような覚悟を一面にもって事にあたることが大切だと思う。


・そういった覚悟でやれば、十失うべきところを五ですむとか、あるいはまったく失うことなく、かえって成果をあげるということにもなる


★コメント
松下さんの言葉には含蓄がある。
噛み締めたい。


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