◆佐藤優『調べる技術・書く技術』を読み解く
★要旨
・私は、毎月平均2冊のペースで本を出し、
抱えるコラムや連載などの締め切りの数はひと月あたり約90になる。
・ひと月に書く原稿の分量は、平均して1200ページ、字数にして約50万字にもなる。
・この膨大な創作活動は、膨大なインプットに支えられている。
執筆のために、多い月では500冊以上の本に目を通す。
・情報収集・分析も、私の専門領域だ。
・世の中で起きている出来事をタイムリーに知るために、
全国紙・地方紙から業界紙まで含め、合計10紙ほどの新聞に目を通すのも欠かせない日課になっている。
・ただし、単に大量のインプットをしているわけではない。
・読みとった情報を1冊に集約させるノートを作ったり、学んだ内容を学生に教えたり、
ラジオ番組で話すなどして、アウトプットも意識的に行い、「身につく」読み方をするよう、心がけている。
・インプットと合わせてアウトプットを行うことで、読んだ情報は本物の教養になるのである。
・考えてみてほしい。
すき間時間にSNSを見る、スマホでニュースフィードに流れてくる情報を見る、
こうした手軽なインプットの「量」に比例して、集めた情報は本当に「自分のもの」になっているだろうか。
・漫然と情報過多の海に飛び込み、たまたま目に触れた情報を単に得ているだけでは何も身につかない。
・インプットとアウトプットの両輪がそろうことで、得た情報が自分の知識になり、教養になる。
・これが「教養力」という深みをもった人間へと成長する道筋だ。
・「教養力」とは、想定外の出来事に直面した際、
そのつど自分の頭で考え、適切に対処する力だ。
★コメント
あらためて、本物の情報力とは何か、考えてみた。
本質をつかむ方法がここにあり。
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