◆ロン・チャーナウ『ハミルトン。アメリカ資本主義を創った男。上巻』を読み解く
★要旨
・おそらくアレグザンダー・ハミルトンは、大統領の座に到達しなかった政治家のうち、アメリカ史上もっとも重要な人物だろう。
・しかも、大統領にはなれなかったけれども、大統領になった多くの政治家よりもはるかに大きな影響を長く与え続けたように思う。
・建国の父たちの間では、ハミルトンは二重の意味で最大の脅威だった。
・思想家であると同時に実行力もあり、才気煥発の理論家であると同時に敏腕の行政官でもあった。
・憲法制定会議の招集にあたっては、ジェームズ・マディソンとともに背後で原動力となったし、国家憲章の古典的解説『ザ・フェデラリスト』も、この二人が中心執筆者となって、ハミルトンが監修したものだった。
・初代財務長官にして新政府建設の主導者として、ハミルトンは憲法の原理原則に発展的な生命を吹き込み、抽象概念を法制度として現実化した。
・包括的なプログラムを造り出す実際的な考え方を持っていたばかりか、
近代の国家を円滑に運営するための機構、予算制度、長期公債、税制、中央銀行、税関、沿岸警備隊などを考案し、米国有数の重要な公文書でそれらを正当化し、比類なき行政手腕を発揮した。
・ジェファーソンが米国の政治論文に不可欠な詩趣を提示したのに対し、ハミルトンは米国の国政術の散文を確立した。
・いかな建国の父といえど、アメリカの政治的、軍事的、経済的未来像をハミルトンほど明確かつ先見的に理路整然と表現した者はおらず、国民統合のメカニズムをあれほど巧妙に編み出した者もいなかった。
★コメント
凄まじいまでの仕事量だ。
学びたい。
目指したい。
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