◆渡邉哲也『「新型コロナ恐慌」後の世界』を読み解く
★要旨
・2020年1月末から、世界は中国発の新型コロナウイルスという脅威に直面し、大混乱に陥っている。
・2019年12月8日、中国湖北省武漢市で最初の感染者が確認された。
・現在、ウイルスが伝播するモデルはゲノム解析によって構築可能であり、それをトレースしているサイトも存在する。
・それによれば、遺伝子情報から、個別の患者のウイルスがどこからきたのかわかる。
いくら中国が噓をついて隠蔽しようとしても、ほかの自由主義国ではそれは不可能なのである。
・本書では、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、中国、日本、そして世界でこれから何が起こるのか、政治、経済、国際秩序はどう変化していくのかを詳細に分析した。
・新型コロナウイルスの感染拡大で中国の工場がとまったことにより、世界各国で部品調達が滞り、サプライチェーンの見直しが急がれているが、さらには中国人による買い占めに端を発し、医療用マスクや医療用手袋、防護服などが世界的に品薄状態になっている。
・これらの商品は中国で生産されていることも多いため、アメリカ政府は1950年の朝鮮戦争をきっかけに成立した国防生産法を適用し、主要医療用品の生産拡大が検討されている。
・スリランカのハンバントタ港などは、中国の融資を返済できないため、インフラの99年間にわたる使用権を中国側に渡すことになり、地元住民の反発を招いている。
・ちなみに、中国のインフラ支援モデルは、中国政府や国有企業が融資を行うものの、建設も中国企業が請け負い、人員を中国から派遣するため、その国での雇用は生まれない。
・しかも、中国人が急増することで現地住民との文化摩擦が起こることも少なくない。
・今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、こうした中国への悪感情が一気に表面化し、中国排斥の動きが加速する可能性は高い。
★コメント
情勢の動きが恐ろしく早い。
動向を見極めながら、
決断と実行をやっていきたい。
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