◆徳本栄一郎『エンペラー・ファイル。天皇三代の情報戦争』を読み解く(その3)
★要旨
・東京の外国人記者クラブ、
日本外国特派員協会のライブラリアンの
森脇さんにも感謝したい。
・この占領期に設立されたクラブは、
過去の膨大な新聞の切り抜き、
会員による取材メモが残され、
貴重な情報源となってくれた。
・いずれもインターネットや
データベースでは決して検索できず、
擦りきれ黄色く変色した文書からは
時代の体温というのを実感できた。
・一人、一人の名前は出せないが、
天皇とインテリジェンスという
テーマに興味を示し、
入手した文書の分析で助言を
くれたCIAやMI6の元幹部にも感謝する。
・今、振り返ると、この本の構想は、
バーやレストランでの彼らとの会話から
誕生したとも言える。
・ロンドンのイタリア料理店、
ニューヨークのステーキレストラン、
またグランドセントラル駅の片隅のカフェで、
テーブルの上に文書を広げ、
時に目を輝かせ、
あるいは声を潜めながら夢中になって
話し込んだのを思い出す。
・しかも考えてみると、
その相当部分は先方の奢りだった。
・できるだけ食堂へ出ること、
そして良い傘を買いなさいという
美智子妃の言葉、
それは、外へ出なさい、
そして色んな人々と会って
話をなさいという意味で、
いつの間にか、それに私も導かれていたのだ。
★コメント
人とどう付き合うか、
さまざまな学びのある一冊である。
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