◆岩田健太郎『「患者様」が医療を壊す』を読み解く
 
 
★要旨
 
・アメリカでは、
感染症専門医のコンサルテーションは当たり前。
 
・何かあったらすぐに呼んで
くれますし、フランクに、
とくに苦労することなく業務が出来ます。
 
・ところが、
日本では感染症専門医すら
極めてまれな存在な上、
感染症は「誰でも治せる簡単な病気」
と勘違いされています。
 
・たこつぼ的な
「私たちだけに通用する診療方針」
を頑なに守っている縦割りのシステム
も健在で、
他の医者に診療の相談をする習慣が
まだ十分にはありません。
 
・特に大学病院ではその傾向が強く、
「俺の診療には口出しさせない」
という雰囲気が強くあります。
 
・また、大学病院の医者は
一般的に臨床能力が低いので、
「他人に俺のカルテを見られては困る」
という引け日もあるようです。
 
・僕ってなんて幸せなんでしょう。
このような逆風の中で診療を
しなければならない感染症屋は
世界にそんなにたくさんはいません。
 
・だから、鍛えられます。
門前いを食わされても文句が
言えないような逆境下で良好な
コミュニケーションを保ち、
意思の疎通を図り、
共通の認識と目標でもって診療を行い、
患者さんに最良の医療サービスを提供します。
 
 
・コミュニケーション能力を
高めるために、日本の大学病院で
感染症のコンサルタントをやるくらい、
実力がつく訓練法を儀は知りません。
皮肉ではなく本当にそう思いますよ。
 
 
★コメント
医療現場のさまざまな課題を理解できる。
いろいろ調べたい。
    
 
 
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