◆渡辺惣樹『アメリカ民主党の崩壊2001ー2020』を読み解く
★要旨
・アメリカ民主党が激しく左傾化し、
分解(自己溶解)の危機にある。
本書では、今後のアメリカの
政治風土の変質を予言する。
・野党になった側は、
何らかの妥協を「提供」して政治を進めてきた。
そういったこれまでの
二大政党制のプラスの面が消えてしまった。
・対立を煽り、
いっさいの妥協を拒否するアメリカ民主党は、
かつての日本社会党、
あるいは最近の(日本の)民主党が
辿った道を歩んでいるように思える。
・弱者は、けっして他者に寛容ではない。
・強者の側に立った途端に、
彼らが正しいと考える思想を
他者に強要する。
・妥協を探るリアリストの視点を
欠く原理主義者となる。
・アメリカ社会では、
すでに弱者が権力者になると
起こるおぞましい現象が起きている。
・アメリカのWASP層を中心とする
白人ミドルクラスは、
オバマ政権時代に弱者となる恐怖を味わった。
・先の選挙で彼らが
ヒラリー・クリントンを拒否できたことは
奇跡であった。
・CNNに
代表される主要メディアは、
番組の90%以上を反トランプの論調で覆った。
リードしたのは、
リベラル系のキャスターだった
・保守系白人の中間層が、
マイノリティを些かでも刺激すれば、
「白人至上主義者」「人種差別主義者」
「外国人嫌い」「女性差別主義者」、
さらには「豚 (fat pigs) 」「うすのろ 」
「馬鹿野郎 (jackass) 」などと罵倒される。
・2016年の選挙は、
彼らの「反逆」だった。
こうした言葉はトランプ候補にも浴びせられた。
・それでも些かも怯まないトランプ候補に、
保守層はようやく勇気を取れり戻した。
★コメント
アメリカ政治の
いろいろな面がみれておもしろい。
研究をつづけたい。
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