◆野村克也『「小事」が大事を生む』を読み解く


★要旨

・私自身は、一生涯のビジネスとなった
野球というフィールドで
「生涯一捕手」として長所を磨き上げた。

・現役時代はもちろん、
監督や解説時代も含め、
捕手という専門分野のプ口という
自覚を持って生きてきた。
今でもその気持ちは変わらない。

・そういう中で私は思うのだ。
その人生は、
日々の積み重ねがあったからこそだった、と。

・何十年も捕手をやっていると、
些細なことがどうしても気になる。
それは捕手の習性だ。

・小さなことが気になるがゆえに、
「感じる力」が養われていった。

・その時々の状況を見て、
その場の空気を感じ、
「感性」は磨かれていった。

・野球においては一球一球の
積み重ねが確かな成果を生む。
小さなことにこだわったから、
大きなものを手にできたと思っている。

・つまりは「小事」「細事」が
「大事」を生んだ。
私の人生は、まさにそこが原点だと思う



・世界の本塁打王だった王貞治の
練習に取り組む姿勢は、
当時から選手間では有名だった。

・私は一度だけだが王の練習を
見学させてもらったことがある。

・巨人の荒川博コーチに頼んで、
荒川さんの自宅で行なわれていた
王の練習を見に行ったのだ。

・そこで見た光景には
ただただ驚かされた。
「すごい」。そのひと言に尽きた。

・両手に持った真剣をバットに見立て、
鬼の形相で黙々と真剣を振る姿には
何者も寄せ付けないオーラがあった。

・年上の私でも、
とても話しかけることはできなかった。

・その時、私は思った。
「王の素振りに比べれば、
俺の素振りなんて遊びみたいなものだ」

・「これだけの練習を続けているからこそ、
大記録を作るんだ」
私は王の野球に向かう姿勢、
その練習風景を見てそう感じた。


★コメント
一流とは何か。
その一端を垣間見た。


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