◆瀬戸晴海『マトリ。厚労省麻薬取締官』を読み解く

★要旨

・マトリには、
約300名の麻薬取締官が存在している。

・麻薬取締官は薬物犯罪捜査と
医療麻薬等のコントロールに特化した専門家で、
半数以上を薬剤師が占めている。

・おそらく世界最小の捜査機関である。
名前は知っていても、
その実態を認知している人は少ないだろう。
ところが、
これがなかなか粋で鋭く使える組織なのだ。
歴史的にも日本の
薬物対策の推進に大きく貢献してきた
経緯を有している。


・結局、麻薬取締官の専門性が特徴である。

・麻薬取締官は、
日々、地を這うような薬物犯罪情報の
収集に力を注いでいるが、
他方で健康被害をもたらすブツそのものも
ターゲットとして捜査、情報収集を行っている。

・未規制の乱用薬物を
麻薬等に指定するのは
厚生労働省の仕事である。

・私は常々、「一流の麻薬取締官」とは
どのような存在であるのかと、
折に触れて自問し続けてきた。

・その時、私が思い浮かべるのは
「鍋」のイメージだ。

・まず、取締官に必要と思われる要素を
メモ用紙1枚1枚に書き留める。

・たとえば
「法令知識」「薬学知識」
「豊富な現場経験」「捜査能力」
「情報収集能力」「情報分析能力」
「行政能力」「語学力」「国語力」
といった具合だ。

・それを、水を張った鍋に入れて
煮詰めていく。
すると、
水が蒸発する頃には
「一人前の麻薬取締官」
と書かれた紙がにじみ出てくる。

★コメント
いろいろな裏事情がみえて
面白い。


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