◆江崎道朗『フリーダム。国家の命運を外国に委ねるな』を読み解く


★要旨

・「日本を再建するためにどうしたらいいのか」
こうした「問い」に対して、
さまざまな「回答」があります。

・「偏向マスコミが悪い、マスコミを是正することが重要だ」と答える人もいれば、
「日本を裏から操っている
特定の外国勢力を排除することが先決だ」
と答える人もいます。

・「最終的に日本の政治は、
日本の政治家に頑張ってもらうしかないのだから、政治家に頑張ってもらおう」
と考える人もいます

・こうした方々に対して
私は常にこう伝えています。

→「マスコミや特定の外国勢力を
批判することも時には必要だし、
政治家にも頑張ってもらわないといけないが、
日本をよりよくするためには、
明治の思想家、福沢諭吉が説いた
『一身独立して一国独立す」の気概、
つまり自らが懸命に賢く強くなり、
しっかりと稼ぎ、しっかりと家族と地域を支え、
国を支えていく国民が増えていくことが重要だ」


・幕末の維新の志士たちの和歌や
手記などを読むと、
彼らの多くが国難を打開するためには、
幕府や既存の政治勢力に頼らず、
自分自身が懸命に学び、見識を高め、
行動し、独立国家を支えるに
足る人物たろうとすることが
大事だと考えていたことが分ります。

・そして、
この国家の独立を担う国民の気概こそが
国家の興隆にとって重要だということを
ほかならぬ同盟国アメリカの保守主義者たちも
考えていたのです。


・この「フリーダム」という言葉の語感は、
竹本忠雄·筑波大学名誉教授が、
靖国神社の参道で開催された
「第十一回戦没者追悼中央国民集会」
(平成九年八月十五日)において述べた
次の一節を読むとさらによく理解できるのではないでしょうか。

→「およそ一国が独立国といえるためには、
三つの自由がなければなりません。
第一は、自国の防人をもって自国を守ること。

第二は、自ら教育したいように
自らの子弟を教育するということ

そして第三は、自ら祀りたいように
自分たちの神々を記るということ、
この三つであります。
日本に、このなかのどの自由もありません」


★コメント
あらためて、
国家とは何か、
考えさせられる。

◆江崎道朗
『フリーダム。国家の命運を外国に委ねるな』
の詳細、Amazon購入はこちら

https://amzn.to/3b8bQlD

◆江崎道朗
『国家論。トランプの暴走、習近平の野望に学べ』
の詳細、Amazon購入はこちら

https://amzn.to/395nQ5t