◆有馬哲夫『日本テレビとCIA。発掘された「正力ファイル」』を読み解く


★要旨

・CIA文書は機密性の高さゆえに
大部分が黒塗りの状態に
なっている場合がほとんどだ。

・だが、今回の「CIA正力ファイル」は
ところどころ固有名詞や日付が
削られている以外は
ほぼ原形をとどめているうえに、
分量もフォルダー三つ分、
あわせて474ページもあった。

・数年にわたる
資料収集によって外堀を埋めていた私には
十分過ぎる量だった。

・中身にいたっては、
CIAが極秘に正力正太郎を
支援することを作戦とし、
その実施のための必要書類の作成を命じたり、
作戦に実施許可を与えたりしたというものだった。

・これ以上の直接証拠があろうか。

・しかも、この作戦のなかで正力はCIAから
「ポダム」という暗号名まで与えられていた。

・この暗号名は日本テレビ創設以降も
CIA文書に登場し続けることになる。
正力ファイルが400ページ以上にものぼるのはこのためだ。

・この文書は、
これまで憶測でしかなかったことを
歴史的事実として浮かび上らせた。

・その結果
ぼんやりとかすんでいたものが
はっきりと輪郭をあらわし始めた。

それは、一言でいえば、
正力による日本へのテレビ導入は
アメリカが政策として「仕組んだ」ものだった、
ということだ。
の行く手にようやくゴールが見えてきた。

★コメント
表の歴史には、
無数の舞台裏が隠れている。
それを垣間見るのは面白い。


★有馬哲夫
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