◆宮田律『アメリカ・イラン開戦前夜』を読み解く
※要旨
・革命後のイラン政府は、
スローガンにおいては強硬だが、現実な外交政策を追求している。
・イランでは日本のイメージは良好だ。
・日本には、
イランとアメリカ双方にバランスがとれた
賢明な外交政策を追求することが求められている。
・イランとアメリカのボタンの掛け違いの背景を知り、
日本はどのように外交の舵取りを行うべきか、
あるいは、イランとアメリカ両国に経済的に
かかわる日本人はどのように行動していくべきか、検討すべき。
・アメリカの政治経済的利益は
イスラエルの目標とも密接に結びつくものであるから、
アメリカの関心は北朝鮮よりも、
イスラエルの脅威であるイランの宗教体制に向かい続けるのはあきらか。
・イラン革命防衛隊の幹部たちは、
イラン・イラク戦争の経験を共有すること、
また革命の価値を守ることについて、
結束をますます強めるようになった。
・革命防衛隊は、戦略産業から商業活動に至るまで、
またダムやパイプラインの建設、自動車の製造までも行うようになった。
・アメリカとイランの対立関係は、
歴史的、心理的要因によって大きく形作られていることは否めない。
・欧米諸国の経済制裁の中でイランとの経済交流を進める中国人の姿が目につく。
・中東が日本のエネルギー安全保障に
とって重要な地域であるということはいうまでもない。
※コメント
いくら環境エネルギーが発展しても
日本の中東における石油依存は変わらない。
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