◆谷本有香『何もしなくても人がついてくるリーダーの習慣』を読み解く

 

 

※要旨


・私は、仕事柄ベンチャーキャピタリストや
カリスマのファンドマネージャーにお会いするが、
彼らが投資のとき、何を一番重視しているかご存知か。
彼らに話を伺うと、みな同じことをいう。


→「もちろん、財務諸表やビジネスプランは見る。
けれども、最終的な判断材料は『その人の言葉が真実かどうか』だ」


・「自然体」は武器になる。
トップリーダーたちは、
「そのままの自分が武器になる」
ということに気づいている。


・たとえ戦略であっても、あそこまでできれば
一流だと感心してしまうのが亀井静香さんだ。
日経CNBCの生放送に出演していただいたとき。
社長や役員、幹部がズラっと並んでお出迎えをした。


・亀井さんは、いかにも自然な感じで、
末端にいたADに最初に声をかけた。
「ちゃんとご飯だけているか?
こいつらに搾取されていないだろうな。
困ったことがあったら俺に言えよ」
声にかけられたADは、
驚くとともに感動していた。


・番組でコテンパンにしてやろうと
思っていた私は、
「はは~、こういうやり方か。うまいな」
などと余裕に見ていたが、あらゆる場面でそうなので
次第に見方が変わってきた。


・本番前は、
「寝癖が全然直らなくてさ~、どう思う?」
と髪をいじりながら聞いてきたり、
なんだか親戚のおじさんのよう。
厳しい質問もしやすかったけれど、
同時に「こんないい人に、ここまで詰め寄らなくてもいいか」
という気分になってきたのだ。


・教えるよりも聞く。
すごい人ほど、教えることをしない。
まず、話を聞く。


・大きなホラを吹くリーダーに人はついていく。


・自然体が運と人を惹きつける。


・神様の存在を意識しているリーダーは、
とても多い。
特定の宗教というわけではなく、
神様、お天道様、あるいは大いなる存在。


・神様に好かれることをせよ。
あるトップリーダーは、
「神様に好かれることをせよ」という。


・どんなときでも、
自分をよく見せようとしない。


・不調のときにジタバタしない。


・助けられて巻き込んでいく天才になる。
成功者は「助けられ上手」だ。


・土井さんは、
「私はこれこれがわからないので、教えてください」
と言って人をどんどん巻き込んでいく天才だ。


「どうしたら解決できるでしょうか?
どういう選択肢があるでしょうか?」
と一生懸命きかれたら、
その分野を得意としている人は、
なんらかの解決策を答えたくなる。
すると土井さんは、
「なるほど。では、一緒にやってくださいませんか?」
と巻き込んでいく。


・私憤、コンプレックスは、大事な原点。


・「ココイチ」の愛称の
「カレーハウスココ壱番屋」を創業した
宗次徳二さんは、
3歳まで児童養護施設で育った。
養父母に引き取られてからも、
養父が競輪にはまり、経済的に苦労し続けた。


・給食のない日は、
校舎の陰で空腹に耐えていたとか。
「おなかいっぱい食べたい」
それが宗次さんの私憤、原点だ。
それを「みんながおなかいっぱい食べられるようにしたい」
という公憤に変え、
たくさんの人に愛されるカレー屋さんを成功させた。


・宗次さんは経営の一線を退いた後、
ホームレスの方や福祉施設の支援、
音楽やスポーツの振興のためのNPO法人を設立し、
ボランティア活動をしている。


・ココイチ上場に際して手にしたキャピタルゲインも、
「これは私たちの金じゃない。社会のために使おう」
と言ってクラシック音楽専門ホールを作った。

 


※コメント
どのように逆境から復活するのか、
そのポイントを谷本さんの言葉から学べる。
多くのリーダーを参考にしたい。

 

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