◆石川真理子『武士の子育て』を読み解く

 


※要旨


・徳性を高める教育、
今でいう人間力を磨く教育がもっとも施されたのは
武士階級だった。


・武士の教育というと藩校というイメージがあるかもしれない。
しかし藩校で学ぶには、
それに相応しいレベルの人間性と能力がなければならない。


・まず第一に家庭教育があり、
その次の会津の什(じゅう)や、
薩摩の郷中教育といった集団教育がある。
そこで徳性と極めて基本的な技能を身につけたうえで、
ようやく藩校に入るのだ。


・とりわけ家庭教育は重要とされた。
そして現在、もっとも危機的状況にあるのも、
まさに家庭教育である。


・家庭教育の立て直しが急務である現在、
徳性を磨き上げる武士の教育は
格好の手本とすることができる。


・武家の基本教育は「人物をつくる」。


・武士の世は遥かな昔となった。
しかし今なお「サムライ」という言葉は生き続け、
しばしば「武士道」がとりあげられる。


・「あの人はサムライだ」
と評される際、単なる褒め言葉ではなく、
一段上の敬意が含まれているのが感じられる。


・武家の教育は、人格形成。
武道でいわれる「礼に始まり礼に終わる」は、
武家の教育そのものということができる。


・本気の子育ては、男を上げる。


・読書、手習い、運動は親みずからまず行え。


・日本の礼を心得よ。


・茶の湯、能狂言の2つは、日本の大礼である。
そこからしっかり学べ。
余暇があれば詩文や楽器、絵画などの諸芸も習え。

 


※コメント
大切な学び、教えは、
何百年たっても変わらない。
しっかり修行したい。

 

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