◆今井良『内閣情報調査室』を読み解く
※要旨
・総理大臣官邸には、
職員から「火・木の紳士」
と呼ばれる人物がいる。
・2017年のまとめでも
総理大臣との面会の回数がもっとも多かったのが、
この内閣情報官だったのである。
・外国の要人や政財界の大物に交じり、
この内閣情報官だけは総理大臣の外遊時などを除き、
毎週火曜日と木曜日の週2回、
必ず官邸に足を運び総理と「サシ」で面会している
行政職員なのだ。
・この紳士は只者ではない。
官邸官僚たる内閣情報官は、
日本が世界に誇る情報機関「内閣情報調査室」の
トップに他ならない。
・在任して7年余り。
北村は内閣情報官として日々、
安倍に国内外のさまざまな情報を
報告し続けている。
・情報収集活動においては
公安警察、公安調査庁との熾烈な闘いがある。
・とりわけ内閣情報調査室の持つ情報収集力には
計り知れないものがある。
・国内、国際、経済、総務の4部門からなる
内閣情報調査室の約250人のスパイたちは、
国内外のあらゆる情報を日々積み上げていき、
わずか数ページのペーパーに落とし込む。
・そのインテリジェンスは、
日本のトップの判断材料たり得るものばかりだ。
・内閣情報調査室に入ると、
スパイ教育の初歩としてまず叩き込まれるのが
情報収集法だという。
・言うまでもなく内調スパイにとって
情報は商売道具であり生命線である。
とにかく命題に対してのありとあらゆる情報を
集めることをまず求められる。
・「情報のシャワーを浴びる」ことを
ルーティンワークとしなければならない。
・ある内調関係者は筆者からの
「内調の仕事は何に喩えられるか」
との問いに対して、
「週刊誌の編集長のようだ」
と形容した。
※コメント
ひそかに注目される内調について、
あらためて復習することができた。
このような全体を網羅した本はありがたい。
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