◆須田仁之『捨てる。手を抜く。考えない』を読み解く

(副題:月460時間労働から抜け出した私の方法)

 

※要旨


・「お前ら、そんなチンタラやってたら進まんやないか!
タスク管理をやっとるのか!
やることはたくさんあるんだ!
今からタスク1000個書け!
あるはずだ!
必ずやれ!」


「俺は本気なんだ。
お前ら本気でやっているのか?
本気でやるんだよ、わかっているのか!」


→これは、通信事業(ヤフー!BB)の立ち上げの際に、
僕が孫正義社長から怒鳴られたワンシーンだ。


・当時、毎日深夜まで働いていたが、
プロジェクトの実現性は乏しく、
関係者の誰もが
「これ、本当にやりきれんの?」
と思っていた。


・ただ「社長がやる」と言っているので、
現場はとにかくやるしかない。
孫さんとは短い期間ではあったが、
それはもう地獄のような環境で徹底的に鍛えられた。


・30代でソフトバンクグループを退職し、
ベンチャー企業に参加。
その後、投資事業やM&Aを経験、
40代ちかくでフリーランスになった。
現在、40社近くの社外役員やアドバイザーをやっている。


・アイデアは脳がリラックスすたときに降りてくる。
ぼくの場合、
「散歩」「静かなカフェ、ファミレス」
「新幹線の移動」などの環境をつくっている。


・静かな場所をあるくときは
スマホを見ないようにしている。
スマホをみると思考が遮断される。


・ノートやペンなどのアナログに
接する時間をつくることで
普段出てこないアイデアが降りてくる。

 

・オッサン脳にならないために、
子どものころのように
「常に新しいものに触れる」
という脳への刺激を無理やりつくる。


・最先端科学のビジネスを手伝うことになった。
ぼくは私立文系だったので
飛び交う専門用語の98%が理解できなかった。
ぼくにとって「初めて」の分野だ。
脳筋トレのチャンスである。


・まずビジュアルから理解しようと、
科学雑誌「ニュートン」を読み漁り定期購読した。
パラパラと見るだけで
赤ちゃんが初めて絵本を読む感覚だ。


・今まで知らない分野の知識が脳に入ると、
小さな化学変化が起こる。

 

・IT業界ではネットツールで仕事する場合が多い。
しかし、様々な人間同士の弊害も起こる。
これを解消するには
コミュニケーションの「時と場所」を変えることが大事。
直接会って1時間話したり、
ときには場所を変えて居酒屋で議論したり。
休日に箱根の温泉旅館で語り合ったり。


・「笑う会議」のススメ。


・「ウルトラC」のアイデアは、
ピリピリと張りつめた会議からは
絶対出てこない。
笑いを含めたリラックスした空間をつくる必要がある。
ソフトバンクの孫社長は、
会議で必ずオチを入れて笑いを取る。


・僕の主な仕事は、
月1、週1で開かれる経営会議に参加し、
意思決定のサポートをすること。
ただ物事は現場で起きていることが多いため、
本来の用事がないときでも
僕はオフィスに顔を出して社員とコミュニケーションを取る。
社内の飲み会に参加したり、
現場と良好な関係を維持するようにしている。


・長年仕事をしているとわかるが、
仕事ができる人とできない人の差で一番大きいのは、
案外「その仕事をやったことがあるかどうか」
だけだったりする。


・経験さえ積んでいれば、
一部のクリエイティブな仕事を除いて、
仕事のほとんどは誰でもできる。


・だから僕は
「若いうちに大量に経験すること」
を強くおすすめしている。

 

 

※コメント
凄まじい世界があることを知った。
こういった厳しい会社で鍛え抜かれると
強くなるか、倒れるかどうかどちらかであろう。

 


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