◆井上久男『日産VSゴーン:支配と暗闘の20年』を読み解く(その1)
※要旨
・独裁とクーデターの歴史から。
20年周期で繰り返されてきた内紛。
・カリスマ経営者が、一夜にして獄に繋がれる身となった。
・倒産寸前だった日産をV字回復させ、
世界第2位の自動車会社連合を育て上げた
カルロス・ゴーンの輝かしい業績は、
日本だけでなく世界中から称賛されてきた。
・彼が類稀な手腕をもった経営者であることは論をまたない。
・ところが、ゴーンは驚くべき裏の顔を持っていた。
・倒産の瀬戸際から救って以来、
約20年にわたってゴーンが支配してきた日産は、
絶妙なタイミングで「社内調査」の結果を公表し、
彼をトップの座から引きずりおろした。
・しかも、その先兵となったのは、
ゴーンが寵愛した「チルドレン」たちだったのである。
・これは検察の力を借りた「クーデター」としての
側面があったことは否定できない。
だが、単純な権力交代劇として
ゴーン逮捕を捉えては本質を見誤る。
・日産の企業統治はある時期から取締役会が機能せず、
ゴーンによる専制君主制のような
ガバナンスに変わり果てていた。
・それはいったいなぜなのかを検証し、
私たち自身で組織の在り方を省みる作業をしなければ、
日本の企業は同じような過ちを
繰り返すことになるだろう。
・ヒントは「歴史」にある。
日産の創業以来の歴史を振り返ると、
ほぼ20年周期で大きな内紛が起こっている。
※コメント
どんな組織も歴史を振り返ることが大事だ。
そこに解決のヒントがある。
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