◆福冨健一『日本共産党の正体』を読み解く(その1)
※要旨
・明治以降、欧米に倣ったとはいえ、
日本の常識が実は世界の常識と
大きく異なっている例が多々ある。
・共産主義や共産党に対する考え方や常識も、
教育と同じように日本と欧米では
大きく異なる。
・「20世紀における人類の共産主義との遭遇ほど、
無意味で大きな犠牲を引き起こしたものはなかった」
とブレジンスキーは共産主義の危険性を批判している。
日本と違い共産主義思想そのものを批判している。
・日本では、思想・信条の自由は
つねに正しいと信じ込んでいるからか
批判の対象とすることを忘れ、
共産主義は定着している。
・日本共産党員は30万人を超えている。
しかも先進国で唯一、
共産党が国会で多くの議席を持ち、
参院選の比例票の目標を
「850万票、15%以上」
と掲げるまでに党勢が拡大している。
・日本で共産党が定着している背景に、
共産主義について多くの人が無関心なこと、
日本共産党が国会議員、地方議員、党員、
関係団体を有し、
共産主義は日本社会の様々な組織に広く浸透していること、
共産主義や共産党批判には勇気がいることがあげられる。
・日本共産党の議員数は、
国会議員は2018年、衆参で26名。
地方議員は2017年で2754名。
内訳は、都道府県議会は149名、
市町村区議会は2605名である。
・これだけ多くの議員を抱えている共産党は、
明らかに大きな政治力を持っている。
自民党のみならず共産党を知ることは、
日本の民主主義の健全性を維持し、
民主主義を守るために不可欠なのだ。
・私は自民党などの政務調査会に長年在籍したことで
河合栄治郎や恩師の関嘉彦、
山本勝市、佐野学、高村坂彦の思想や人間像を知り、
その関係者と出会うという幸運に恵まれた。
これらの人たちはいずれも共産主義、国家主義という
左右の全体主義と闘った闘士である。
・本書は、世界では共産主義にどう対応したのか、
共産主義とは何か、
なぜ危険なのか、
共産党と自民党の党組織はどう違うのか、
日本ではなぜ共産主義が浸透したのか、
日本共産党綱領の要点は何かなど、
できるだけ平易に解説している。
※コメント
圧倒的な情報力に感服する。
世の中には知らないことばかりだ。
どんどん学習したい。
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