◆佐藤洋二郎『厳父の作法』を読み解く

 

※要旨


・スポーツをするのもこども同士が喧嘩をするのも、人間関係の間合いをとる学習にもなるし、
勝ったり負けたりするのは人生の痛みを知る訓練なのだ。


・「約束も守れよ。連絡はするんだぞ」
このように、わたしは息子に人との約束は守れ、約束がむりになったら必ず連絡をとれ、
逃げ出すようなズルはするなよ、と言い聞かせている。
うるさい親父だろうが、それだけ守れるなら、あとは勝手にしろだ。


・教育は詰め込みが重要。
わたしは戦後の団塊世代の人間だが、そのときでも先の世代の人たちには、
当用漢字は少なくなり大丈夫かと心配された。


・昔はおおかたの家には、調度品代わりに文学全集や個人全集があった。
百科事典もあったはずだ。
そういうものを並べているだけでも、子供達が手にする機会ができて、
読書に親しむこともあったのだが、今は少なくなった。


・「人生五十年、住宅ローン三十五年、という信長の言葉を知っているか」
わたしは先日、知人から聞いたジョークを息子にしゃべってみた。

「いいかげんなことを言うなよ。酔っているのか」
と返された。


・知力と胆力を鍛える。


・実際はどうかわからないが、西郷隆盛や坂本龍馬がわたしたちに好感をもたれているのは、
国の行く末をかんがえるとともに、無私の人物だったからではないか。


・人生は苦労する過程が大事。


・若者の半分近くは大学に行く時代になり、大学は教える者も教えられる者も、
緊張感のない場所になっている。
ときどき教育には、教える者と学ぶ者の情熱がなによりも必要だとおもうときがある。


・たとえば幕末に松下村塾というものがあった。
そこは高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山縣有朋、山田顕義など明治維新の立役者を輩出したところだ。
彼らがその松下村塾で、吉田松陰に学んだのは3年にも満たない。
そして松蔭は29歳で死んでいる。


※コメント
何を学ぶべきかは、人それぞれ違うかもしれない。
それを見つけるために、ガムシャラにいろいろ学ぶことも悪くない。
学んで無駄なことは一つもない。


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