◆加藤崇『クレイジーで行こう!朽ちゆく全米の水道管は僕たちが救う』を読み解く
※要旨
★ロボットベンチャーをグーグルに売り、
世界の注目を集めた男、加藤崇。
彼は今、アメリカで新たな勝負に挑んでいる。
→戦場は「水道管」。
老朽化が深刻なインフラ保全は急務で、
市場規模は100兆円。
単身渡米した熱き日本人経営者は、
何を目指し、何に悩み、何を試み、走り続けたのか。
本書はその3年間の記録である。
・「生活に必要なものはすべて揃ってしまった」
「イノベーションを起こすことは難しい」
そういう声をたくさん聞くが、嘘っぱちだ。
・もともと情熱のない人たちに
火を点けてまわってもダメだ。
どこかに存在する、変わった人たち、
情熱のある人たちを探すんだ。
・僕たちの会社には何のルールもない。
世界最大の問題の一つを解く。
解けたら新しい問題を解く。
それが楽しいから会社に来る。
エンジニアもマーケティング担当も、
朝9時ころに来るのは強制だからじゃない。
多くの同志と会うことができて、便利だから。
・世界と戦うには、
クレイジーくらいがちょうどいい。
・2016年の春ごろまで
石油関連の配管市場にピンポイントで狙いを定めていた。
・そんななか、ある水道公社の役員と意見交換を目的に
ランチを共にしたことをきっかけに、僕たちは
水道配管の維持・管理というものが、
アメリカにおける最も大きな社会問題のうちの一つであるということ、
それを解決する極めて効率的な方法論とは何か、
またその方法論を実現するためには
僕たちのロボットを利用することがどうやら
必須であることに気がついていった。
・紹介されて会った水道公社の人たちと
何度も何度もディスカションを繰り返すうちに、
どうやら水道配管の維持管理の問題を解決するために、
僕たちのロボットを使って獲得したデータが
必要なことは間違いないという結論に至った。
・僕たちは、どんどん水道インフラの問題を解決するための
事業検討にのめり込んでいった。
ビジネスパートナーのラースさんとランチを食べては、
水道ビジネスの話で盛り上がった。
・「こりゃ、すごい市場規模だ。
2050年までに100兆円分の水道配管を交換しないと、
インフラが持たない計算になっている」
調べれば調べるほど、複合的な問題が絡み合う、
面白くかつ巨大なマーケットが目の前に
浮かび上がってくる。
・しかし検討を開始した当初は、
「そんなにうまい話があるはずがない」
とも思った。
だから、僕たちは何度も何度も検討した。
・水道関連の展示会に出かけ、
いつもの調子でラースさんと業界関係者に話を聞きまくった。
メモを取り、夜になるとスポーツバーでそれをかき集める。
それだけと言えばそれだけだが、
こうした積み上げを毎日行うことの効果は計り知れない。
・業界関連のレポートを机に積み上げて端から読み、
専門家にヒアリングをかけて、
僕たちがやろうとしていることが、
決して見当違いな方向ではないことを確認していく。
・僕は未来を予測する天才などではなく、
現実を懸命に生きた凡人なのだ。
これは大いなる凡人の物語だ。
・凡人であっても、仲間に恵まれ、
志を失わなければ、社会にインパクトのあることを
成し遂げることができる。
そのやり方に関してだけは、
きっとこの本から学べるはずだ。
※コメント
古い水道管の再生という着眼点が鋭い。
これは世界共通の課題であり、
さまざまなビジネスチャンスがある。
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