◆竹田恒泰『古事記・完全講義』を読み解く

 

※要旨


・20世紀を代表する歴史学者アーノルド・トインビーは、
「12、3歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は必ず滅ぶ」と言っている。
その真の理由を、ぜひ知っていただけばと思う。


・『古事記』『日本書紀』には国の正式な歴史認識が描かれている。


・1300年間、正史を編纂し続けている国は日本だけ。


・神話から読み解けるわが国の成り立ちと開明さ。
たとえば『古事記』『日本書紀』は一言でいえば、建国の書。
誰が、いつ、どのような思いで、どのようにして国を建てたのか。
これが書かれている。


・祝日の根拠のほとんどが『日本書紀』か宮中祭祀にある。


・天皇が天皇である根拠は『日本書紀』にある。


・マッカーサーが見抜いた日本人の強さの根源。
それがなぜかは、マッカーサーはわかった。
昭和天皇と引見を果たしたときに。
世界の常識でいえば、昭和天皇は命乞いをしてくると思っていたわけ。


→ところが開口一番、昭和天皇は「この戦争のすべての責任は自分にある。
自分の命はどうなってもかまわない。
一億の民を飢えさせないでほしい」
このようにおっしゃった。


・この引見により、マッカーサーは180度、日本の占領政策を変えた。
「天皇なんかなくしちゃえ」と思っていたのが、「天皇をなくしたら、大変なことになる」と。
そして、その日の夜、彼は自分の日記にこう書いている。
「自分は初めて神のような帝王の姿を見た」と。


・まず僕だったら、日本史の教科書の冒頭に、建国のことを書く。
「わが国は現存する世界最古の国家である。
わが国は2000年以上、ひとつの王朝を守ってきた。
これは人類の奇跡だ。
なぜひとつの王朝が2000年も続いたのか。
君たちには、この奇跡の国の歴史を勉強してもらう」


・正しい歴史教育を取り戻してこそ初めての「終戦」だ。


・中国人向けの『日本書紀』、日本人向けの『古事記』。
結論から言いましょう。
『日本書紀』は中国向けです。


・『古事記』を読めば日本人の起源がわかる。


・震災の年は、震災によって日本人が何が本当は大切なのか、日本人の精神、
大和心というものが本当に大切なものなんだってことに気づいた一年だ。
そしてみんな日本のことを知ろうとしはじめた。
そしてその翌年は「古事記1300年」。
これが日本人が日本人のルーツ、神話を知ることができる。


・神様の名前は忘れることが大事。
『古事記』を勉強するにあたっての最大のコツ。
これをお伝えします。


→このコツさえおさえれば『古事記』は難しくない。
楽に読めるはず。
神様の名前とか人の名前が出てきたら、忘れてください、ということ。


・重要な神様は何度も何度も出てくる。
だから忘れて大丈夫です。


・『古事記』は世界最古のエロ本だった!?
私が子どもたちに「古事記ってどんな本か」と教えるにあたって、
「これ、世界最古のエロ本だよ」って教えることがある。
それによって、多くのひとに楽しく読ませる工夫がされている。


・神世の時代から物事はすべて話し合いで決まっていた。


・「天皇とは何か?」の答えは『古事記』にあり。


→古事記には、「天皇とは何か」ということが書かれている。
大まかな流れを説明すると、古事記というのは、神々が成って、そしてこのあとに、
伊勢の神宮の御祭神になっている天照大神様が生まれる。
その後、地上では大国主神が立派な国作りをして、この国が天照大神に譲られる。


→そして、天照大神様は自らのお孫様に「地上世界を治めろ」といって、地上世界に派遣なさって、
そのお孫様が地上に降りてこられる。
これが天孫降臨ですね。


→そして、その天孫の曾孫に当たるのが神武天皇です。
それから高天原で預かった「三種の神器」が、ずっと代々、125代にわたって継承され、
現在の天皇陛下がお持ちになっていらっしゃるわけです。


→天皇が天皇である根拠というのは、ここなんです。
それは神々の総意。

 

※コメント
やはり原点は、古事記のようだ。
よくよく読み直して、学びたい。
日本の世界観を学ぶ上で、大事だ。

 

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