◆倉山満『大久保利通。日本史上最高の英雄』を読み解く

 


※要旨


・討幕を成し遂げてからが、大久保の本当の闘いだった。


・幕末の政治家の誰もが、
あるべき国家の理想を共有していた。


→強い政府を作り、全国から税を一斉に集め、
日本国としての軍隊を作る。
「政令一途」と「富国強兵」である。
だが、問題はその正論を誰がどうやるかだった。
それをやり切ったのが、大久保利通だった。


・世界史の奇跡といわれる明治維新を成し遂げたのは、大久保利通なのである。


・大久保は、いかなる手段を使ってでも
己の意思を実現する現実主義者である。
絶対に、政治に幻想を持ち込まない。
同時にまた、理想を見失わない理想主義者でもある。


・あまりにも月並みな言い方だが、
現代日本にもっとも蘇ってほしい政治家だ。


・大久保は常に沈着冷静、私心がない男だった。
だが、西郷に関することだけは激情を爆発させた。
一番大切な仲間だからだ。


・井伊直弼は、彦根藩第11代藩主・井伊直中の
十四男に生まれ、部屋住みの身だった。
その間に奥義を極めたのが、居合術・禅・茶道である。


→禅では悟道の域に達したといわれた。
井伊は無駄に軋轢を起こさない、
やらなくていい戦はしないと考えていた。


・大久保の生涯の盟友となったのが、岩倉具視である。


・確かに、徳川慶喜は、大久保よりすべての面において優れていた。
しかし、一つだけ欠けていた。

「未来への意思」である。


→慶喜を倒し、日本を守る。
大久保の強固な意思が、時代を突き動かした。

 

 

※コメント
大久保の凄まじい胆力には感服である。
やはり禅の修行は、いつの時代にも役立つのかもしれない。
座禅をしたいと思う。

 

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