◆石原和幸『世界一の庭師の仕事術』を読み解く
※要旨
・すべては無許可で開いた路上花屋からはじまった。
幾多の逆境をはねのけ、
世界を舞台に伝説をつくりあげられたのは
目の前のお客さんを喜ばせることだけを考えて、
一本の花、ひとつの苔に
ありったけの思いをぶつけ続けてきたから。
・ぼくが未知の世界へ挑戦は、46歳のときだった。
英国で開催される世界でもっとも権威のあるガーデンショーの
チェルシーフラワーショーに、
借金まみれで臨んだ。
・金もない、時間の余裕もない、
ないものだらけだったけれど、
「世界一になれば、すべてがうまくいくはずだ」
と勇気を奮って、自分を信じた。
・「絶対に、世界一になってやる」
長崎の町のしがない花屋のぼくが、
決意をした瞬間だった。
・借金こそが、宝物。
莫大な借金を背負ったとき、再び浮上できるか、
そこで終わりになるかの境目は、
原点に戻れるかどうかにあると思う。
・風景があるから、人は集まる。
・夢を語れば、実現する。
・借金まみれのときに「世界一になる」
と言ったときも、
その状況で言うのは勇気のいることだった。
けれど、人に言うことによって
言い続けることによって本当のことになっていく。
・たとえ思いつきだとしても言い続けること。
そうすれば実現する。
自分のなかでも「本当のこと」になっていくし、
周囲にも伝染していく。
・「できない」と言った瞬間に、すべて終わり。
・そもそも、最初に庭づくりをしたときの僕は、
未経験者だった。
・庭づくりを始めたのは35歳ごろ。
偶然に、向こうから仕事がやってきた。
花の苗を配達に行ったときのこと。
→お客さんに「ついでだから、植えて」
と言われて植えると、
「上手やね~。さすがちがうね、石原君」
と言ってくれた。
「ありがとうございます。庭つくるの得意なんですよ」
と調子に乗って答えるぼくに、
「じゃあ、庭の壁なんかもつくれるの?」
と聞かれたのが、
最初の庭の注文だった。
→僕は花屋だ。
壁づくりの経験なんか、あるわけがない。
でも、やったことないなら、できるようになればいい。
さっそくホームセンターに行き、
材料を買いながら、店の人に壁の作り方を
根掘り葉掘り聞いた。
一夜漬けならぬ、一時間漬けだ。
→「ここにタイルを貼ったら、素敵ですよね」
なんて言いながら、庭を仕上げた。
やったことがないふりなど、
おくびにも出さず、
初めての庭をつくった。
・ギリギリまで悩んで、ベストを尽くす。
・目の前にある仕事に必死に取り組んでいれば、
日常のなかからだって、いくらでも学ぶことはできる。
・本屋があれば立ち寄って庭の雑誌や本を読み漁り、
ほかの花屋がどうなっているか、
いつだって真剣な眼差しで見ていた。
・自分がベストだと思えたものがつくれたときは、
必ず「え~!」とか「キャア」とか、
言葉にならない感嘆が、まずもれる。
→それが本当にお客さんに、感動を与えることだと思う。
→お客さんに悲鳴をあげるような感動を与えることができたら、
そのお客さんはあなたの伝説を一生伝えてくれる
営業マンになってくれる。
※コメント
仕事の本質はなにか、
庭師の石原さんが教えてくれる。
どの分野にも共通する部分がある。
実践したい。
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