◆竹林征三『ダムと堤防。治水・現場からの検証』を読み解く

 

 

※要旨

 

・災害列島、6つの宿命。


・(1)日本は急峻な島国である。


・(2)日本は巨大地震大国である。


・(3)日本は火山超大国である。


・(4)日本は多雨大国である。


・(5)日本は多雪文明国である。


・(6)日本は津波大国である。


・日本は災害大国
日本の災害に対する脆弱性の宿命は、昔も今も変わっていない。


・全国どの河川も、安全と言える河川はひとつもない。
災害に見舞われるかどうかは、どこに集中豪雨が降るかどうかで決まる。


・先人の深い不易の知恵。


・(1)「土堤の原則」は大宝律令からの歴史の実証を経て来た大変深い先人の知恵。


・堤防「土堤の原則」は、先人の極めて深い設計哲学の知恵である。


・「つつみ」とは土堤の原則のことを意味している。


・加藤清正の治水五訓
清正の独創・十の治水の知恵
加藤清正は、肥後に天正16年(1588)に入国し、
数々の偉業を成し遂げ熊本の礎を築き、
清正公さんと呼ばれ県民最大の英雄とあがめられている。
その偉業の最大のもののひとつが治水事業である。


・信玄と清正をつなぐ佐々成政
佐々成政は、常願寺川において佐々堤や
殿様林として今に伝えられている治水事業で大きな功績を残し、
越中の治水の大恩人、越中の英雄として崇敬を集めている。


・前原元国土交通大臣は、
八ッ場ダムは治水に効果がなく無駄であり、
水需要もなく利水も無駄だと決めつけて、
八ッ場ダムの中止の根拠についての説明も一切ないままに、
無駄な事業のシンボルとして独断で決められた。

 

 

※コメント
ダムなどの高度な技術については、
専門家の意見を大切にしたい。
彼らから謙虚に学ぶことが必要だ。

 

 

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