◆前田裕二『人生の勝算』を読み解く
※要旨
・「秋元さん。僕はビジネスにも人生にも、勝算があります」
秋元康さんと出会った頃に、伝えた言葉だ。
僕の勝算は、ビジネスにとどまらない。
僕は、自分の人生に勝つ自信がある。
僕のような若造の言葉を受けて、
秋元さんは「君の、根拠のない自信が好きだ」
とおっしゃった。
・この本を通じて伝えたいことは、大きく3つ。
絆の大切さ、努力の大切さ、
そして、人生という壮大な航海において
「コンパス」を持つことの大切さ。
・魔法によって生み出されるのが、
「コミュニティ」と呼ばれる、絆の集合体だ。
・コミュニティ形成は、これからどんな種類のビジネスにおいても、
外せない鍵になると思う。
理由は2つ。
・第一に、コミュニティには、
現代人が価値を感じる要素が詰まっている。
・第2に、絆やコミュニティ作りの成功において、
先天的な要因はほとんど関係がないからだ。
・コミュニティ作りがあらゆるビジネスの鍵になる。
・一人の力では地球は動かせない。
・2010年4月、UBS証券に入社した。
それからずっと部署のヘッドである、
宇田川さんの背中を、追いかけていた。
・大学内定者のうちに、宇田川さんに
「この仕事をする上で、
勉強しなくてはいけないことは何ですか?」
と聞いた。
・すると宇田川さんは、
「勉強なんかいらないよ。
とにかく人に好かれること。
秘書でも、掃除のオバちゃんでも、
受付の人でも、好かれなくちゃダメだ」
とおっしゃった。
・当時、宇田川さんは本当に人に好かれていて、
社内外に信じられないくらい大勢のファンがいた。
・当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける。
・宇田川さんの言っていることは、
実は特別でないことがほとんどだ。
・会社に来たら皆に挨拶する。
誰よりも早く来て勉強する。
人には思いやりを持って接する。
証券マンなら日経新聞は毎日隅々まで読む。
小学生でもわかりそうなことだ。
・この当たり前のことを、
圧倒的なエネルギーを注いで誰よりもやり切る。
それがビジネスで成功するために必要なことだと、
宇田川さんの背中から教わった。
・証券ブローカーが日経新聞や会社四季報を読むのは、
基本中の基本だ。
サッカー選手でいうなら、
黙々と走り込んだり、
あまり面白くないパスの練習をするのと似ている。
・しかし、実はどの分野でも、
基本中の基本をやり続けている人は、
意外と多くない。
・何か特別なことをする必要はなく、
当たり前を徹底的にやり続けるだけで、
他の人とは圧倒的な差がつくんだと、
このとき知った。
※コメント
彼の圧倒的な人生から学ぶことは多い。
基本の大切さをおっしゃるところに、
彼の人生の悟りを感じる。
人生の達人である前田氏から、謙虚に学びたい。
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