◆服部暢達『ゴールドマン・サックス:M&A戦記』を読み解く
※要旨
・わたしは2017年に還暦を迎えた。
・37年前、23歳で日本の大学を卒業して
普通に日本の大企業(日産自動車)に就職したが、
7年半で退社し、
自費で米国のビジネススクールに留学した。
・卒業後、当時としては日本社会にはあまり馴染みのない
投資銀行ゴールドマンサックスに就職した。
14年半この会社で過ごし、
日本におけるM&Aアドバイザリー事業の責任者を務めた。
・その後、日本の経営学大学院での
教員生活といくつかの会社の社外取締役を
中心とした生活で現在に至っている。
・わたしの基本的な考え方は、
「会社と自分は常に対等な関係でなければならない」
というものだ。
・「会社というものは自分の味方ではない。
敵とまでは言えないが、少なくとも
黙っていても会社が自分のために何かを
施してくれるというものでは絶対にない」
・「会社で自分の思いを通すためには、
会社と個人は常に対等の関係になければならない」
・「さらに対等な上で日々これ勝負であり、
これにある程度勝たなければ、
自分の思いを遂げることは出来ない」
今のでも、この考えは変わっていない。
・以上のことを実践するために、
次のことが重要だと考える。
1.自分の人生は自分でリスクをとって
自分で切り開く。
2.特に人生の後半の時期に、
少なくとも自分の居場所は
自分で決められるような立場にいたい。
3.まったく自分の意思とは無関係に、
組織の側に自分の居場所を一方的に決められることはだけは
絶対に避けたい。
・ゴールドマンサックスでの
多数の大型M&A案件のインサイダーとしての経験は、
30代、40代の通常のビジネスマンが
まず経験することのない濃密なものであった。
・結論を言えば、
わたしとしては日本的経営文化は
世界の中で特異な文化ではあるが、
決して比較劣後する文化であるとは思わない。
※コメント
企業買収における数々の舞台裏の話が
具体的に出ていておもしろい。
ビジネスとは何ぞや、
という大きな勉強になる。
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