◆福留真紀『名門水野家の復活:御曹司と婿養子が紡いだ100年』を読み解く

 

 

※要旨


・水野家は、徳川家康の生母於大の方の実家である。


・御家再興の望みを託されたのは、
水野家八代・忠友であった。


・本書は、水野家再興の宿命を負い、
老中まで上り詰めた御曹司忠友と、
その婿養子で九代当主となり、
やはり老中となる
忠成(ただあきら)の奮闘の道をたどることになる。


・大名から旗本へ転落した家康の生母の実家、
名門水野家の復活は、
忠穀の嫡男忠友に託されたのであった。


・まさにこれが、
忠友が生まれながらに背負っていた、宿命であった。


・1725年に起きた松の廊下刃傷事件で、
譜代大名から旗本へ転落した水野家。
その立て直しに生涯を捧げることになった水野家の二人の当主。


・そんな立場の異なる二人に共通したのは、
水野家を思う強い気持ちと、
心の支えであり、力の源であった将軍の存在だったのである。


・私は、歴史を紡ぎだす「人」にこだわって、
日本近世史を研究している。
政治構造の基盤である「人」。


・それぞれの人間像や人間関係から、
江戸時代の政治世界を多角的に分析する「人」の
内面に切り込む政治史研究を目指している。


・本書は、名門の没落からの復活のストーリーでもあった。

 

 


※コメント
どんな物語でも復活のストーリーは、おもしろい。
何かを学ぶ、テーマがそこにはある。

 

★福留真紀『名門水野家の復活:御曹司と婿養子が紡いだ100年』
の詳細,amazon購入はこちら↓


https://amzn.to/2HGzGJh

 

 

 

◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご案内。
ご登録はこちら。

 

http://www.mag2.com/m/0000258752.html


世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。