◆ウォルフ『炎と怒り、トランプ政権の内幕』(その1)を読み解く
※要旨
・当初は、トランプ政権の最初の100日間について
記録しようと考えた。
伝統的に、就任後100日間が
大統領を評価する重要な指標とされてきたからだ。
・しかし、200日以上ものあいだ、
息つく間もなくさまざまな出来事が続いた。
・本書は、1年半という期間における、
大統領との会話、政権の幹部との会話、
そして彼らが話した別の誰かとの会話をもとにしている。
・当初、トランプ陣営は、
トランプを候補に大統領選を戦うことが
具体的にイメージできていなかった。
そこでトランプ・タワーに登場したのが、
弁の立つスティーブ・バノンである。
選挙前には「愉快な変人」でしかなかったこの男は、
選挙後には「奇跡の仕事人」とみなされるようになる。
・政権発足当初、バノンは知人の会食に出席した。
自分がこれから引き受ける政治の世界について
矢継ぎ早に話し始めた。
「我々はこれから一気に仕事を進める。
これから一週間で、議会の承認公聴会を通じて
すべての閣僚を決める」と。
・2016年11月8日、
その晩の8時過ぎ、予想もしていなかった結果が確定的になった。
本当にトランプが勝つかもしれない。
・勝利が確定するまでの1時間余り、
バノンは少なからず愉快な気持ちで、
トランプの様子が七変化するのを観察していた。
・混乱したトランプから呆然としたトランプへ、
さらに恐怖にかられたトランプへ。
そして最後にもう一度、変化が待ち受けていた。
・突如としてドナルド・トランプは、
自分は合衆国大統領にふさわしい器で
その任務を完璧に遂行しうる能力の持ち主だ、
と信じるようになったのである。
※コメント
さまざまな論評がこの本にあったが、
やはり読んでみると面白い。
内部情報が、盛りだくさんだ。
★マイケル・ウォルフ『炎と怒り、トランプ政権の内幕』
の詳細,amazon購入はこちら↓
◆まぐまぐメルマガ『国際インテリジェンス機密ファイル』ご案内。
ご登録はこちら。
http://www.mag2.com/m/0000258752.html
世界のインテリジェンスに関する公開・非公開情報をお伝えします。