◆齋藤孝『型破りの発想力:武蔵・芭蕉・利休・世阿弥・北斎に学ぶ』を読み解く
(その1)
※要旨
・「型」があるからこそ、「型破り」もできる。
・「型」を身につけることから始める。世阿弥。
・世阿弥の伝書には、
「花」という表現が多くみられる。
・もっとも有名なのが『風姿花伝』の
「秘すれば花なり」
という言葉である。
・「秘する花を知ること。
秘すれば花なり、秘せずば花なるべからずとなり」
→これは簡単にいうと、
わかられてしまっていたら面白くない、
ということだ。
・手立てはもちろん、その手立てが
隠されていること自体を観客に覚えられないように
秘密にするからこそ効果のある手立てになるということだ。
・どんな分野であっても、
若さや勢いを武器にするような仕事を続けていると、
年をとってから苦労する。
世阿弥のいう「真実の花」とは、
勉強と稽古と工夫を重ねた末に手に入る。
・珍しいことばかりしていたのでは、
かえって珍しくなくなってしまう。
古いものに新しいものを交ぜると、
古いもの、新しいものも、両方とも珍しいものになる、
ということだ。
・歳をとっても進化に終わりはない。
・一流の人は、
自分のやっていることに終わりはなく、
どこまでも奥行きがある、と考えている。
・「型」を破ることで新しいものが生まれる。
・必ず結果を出すための「吟味・工夫・鍛錬」。
それが、宮本武蔵。
・実戦を通して、悟りの境地に至った宮本武蔵。
・宮本武蔵という人は、「熟練工」だ。
・全体像が見えれば、クリエイティブになれる。
・全体像がわかり、
それによって将来がわかることは、非常に高い創造能力だ。
・リーダーは大工の棟梁のようであれ。
・宮本武蔵の文章には、同じフレーズが繰り返し出てくる。
それは、「よくよく工夫すべし」
「よくよく鍛錬すべし」「よくよく吟味すべし」
という3つだ。
・「吟味」「工夫」「鍛錬」。
武蔵の文章の締めくくりは、
ほとんどこの3つに集約されている。
※コメント
日本人の伝統芸を見なおしたい。
そこから多くの学びがあるに違いない。
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